皆さんはマークさんをご存知ですか?
フルネームはマークエステル・スキャルシャフィキ…。憶えるまでは、ちょっと舌を噛みそうな名前ですね。(^^)
マークさんは貴族の家系で、お父様はヨーロッパのホテル王でした。そんな背景もあって、小さい頃から地中海に面したお城のようなホテルで生活・・・。
このホテルには世界中からVIPが泊まりに来ましたが、当然もてなすための会食があったわけですね。マークさんは子供の時分より会食に同席していたため、今では世界中にVIPのお友達がいらっしゃいます。日本で個展を開催する際に、財界、政界、芸能界から多くの来場があるのはこのためなんです。
そんなマークさんですが、最初の職業が外交官でした。語学が堪能なのは、このような経緯があるから…。
しかし今から約35年前に仕事で来日した時、初めて見る水墨画に震撼したのでした。この時に抱いた「油絵でこの滲みを表現したい!」という気持ちが、画家マークエステル・スキャルシャフィキへと繋がっているのです。
また、日本語を習得するために「ふりがな付き」の本を探したそうですが、たまたま見つけ出したのが「日本神話」だったそうです。そして読めば読むほど、「こんなに素晴らしい神話が日本にはあるのか!」と感動していくのですね。今では日本人など足下にも及ばないほど、日本神話を理解しているフランス人がマークさんというわけです。(笑)
マークエステル・スキャルシャフィキが描いた「日本神話」は、今日に至るまで数多くの神社に奉納されました。
写真は、今回奉納された鹿児島神宮での様子です。鹿児島神宮には、山佐知比古と豊玉姫が御祭神としてお祀りされています。作品名は「 豊玉姫に別れを告げる、山佐知比古」、写真に写っておられるのは川上宮司。
最近のコメント